2020年5月13日

100均素材だけで、簡易版 三脚タブレットホルダー - その7(運用上の注意)

簡易版 三脚タブレットホルダー を運用していく上での注意点その他もろもろです。

  • 注意点1
運用する前に必ず、ゴムヒモがタブレットの重量を支えられることを確認してください。
落下しても問題のない座布団やクッションの上で、まな板とタブレットが一体になっている事をこれでもかと確認するのが、安心して運用するための秘訣です。
少しゆるいかな?と思ったら、ゴムヒモの張りを調整してみてください。
最近のタブレットならそれでフィット感が得られるはずです。
どうしても、、ゴムヒモのかかりが浅い場合は、穴位置を見直してみましょう。

  • 注意点2
ホルダーを三脚にセットしてグリグリ上下左右に振ってみましょう。
もちろん三脚を振り回す。
ではなく、カメラをパンする様にいろいろな方向に向けてみましょう。
特に、画面が下向きになる角度は本ホルダー作成の目的の一つですから、しっかり確認しましょう。

この時、まな板がグラつくようなら、結束バンドの締め付けが弱い事が考えられます。
一度今の結束バンドを切って、新たな結束バンドでしっかりと締め上げましょう。

  • 注意点3
縦向き撮影モードの使用は控えましょう
今回作った三脚タブレットホルダーは(タブレットの向きが)縦位置用になっています。
(こういう運用はNG)

三脚の縦向き撮影モードを使ってホルダーを横にすると、最悪、スマホホルダーの棒がすっぽ抜ける可能性があります。

(よく見ると上側になった棒が抜けそうになっている)

これが簡易版の限界です。
タブレットを横向きに使いたい場合は、今回の制作手順をちょっと工夫して横向きに版を作成することをお勧めします。
スマホホルダーがもう一個あると、1枚のまな板で、縦横両対応も行けるかもしれません。


以上、長々とお付き合いいただきましたが、
簡易版 三脚タブレットホルダー作成はこれにて完了です。

それでは、よいオンライン生活を!!
製作物は各自の責任において運用してください。
製作中、運用中に生じた一切の損害の責任を、著者は一切負いませんのであしからず。

100均素材だけで、簡易版 三脚タブレットホルダー - その6(制作編3)

簡易版 三脚タブレットホルダー 制作編3です。
今回で完成です。

今回使用する材料
  • まな板(制作編2で加工済みのもの)
  • ヘアゴム

今回使用する道具
  • カッターorデザインナイフ

今回は工具、少ないです。

1.ヘアゴム4本を切る!
まな板にタブレットを固定するためのヘアゴムを付けて行きます。
まずはヘアゴムを4本取り出します。


そしておもむろに切る!
切断する箇所は、樹脂で固めて、ゴムをつないでいる部分。
この部分の真ん中を切れば、繊維がほつれてきません。



2.ヘアゴムを通して結ぶ。
裏側に結び目が来るようにゴムヒモを通します。
左右均等に通せばいいでしょう。


3.調整する。
裏側で玉結びを作ってゴムヒモにテンションをかけます。



最初は緩めでいいでしょう。様子を見ながら、テンションを強めていきますが、それは後で。
余分なヒモを切りたくなりますが、これを切ってしまうと、後々調整出来なくなってしまうので、あえてそのままです

4.完成
4本全部通して、ようやく完成しました。

三脚に接続して、タブレットをゴムヒモでとめれば、、オンライン○○も怖くない。

次は、運用上の注意点です。

100均素材だけで、簡易版 三脚タブレットホルダー - その5(制作編2)

簡易版 三脚タブレットホルダー 制作編2です。
スマホスタンドを改造していきます。


今回使用する材料
  • まな板(制作編1で加工済みのもの)
  • スマホスタンド
  • 結束バンド

今回使用する道具
  • マスキングテープ
  • 定規
  • ペン
  • ドリルビット
  • 電動ドリル
  • カッターorデザインナイフ
  • マイナスドライバー


1.スマホスタンドをばらす。
売っている姿は、フレキシブル三脚とセットになっていますが、今回三脚部分は使いませんので、ぐるぐる回して外してしまってください。


(必要なのはこっち)

下から見ると、シリンダの底面にネジが見えます。
これを左右、両方とも取ってしまいます。


これが分解した姿。

バネと針金部分は不要です。
欲しいのは、1/4ナットの埋め込まれたスマホスタンドの基部のみ。


2.まな板と位置合わせ。
前工程で不用意にもマスキングテープを外してしまったので、もう一回貼り直し(中心位置出し用)
残っていれば、中心出しは要りません。

まな板の底辺とスマホスタンド基部の台座部分を密着させ、中心位置を合わせます。
スマホスタンド基部の2本の棒の上部と下部と交差するように、マスキングテープ(穴あけ位置マーク用)を張ります。


スマホスタンド基部のサイズ、棒のサイズを測って、穴あけ位置を決定。
棒の幅ギリギリを攻めるくらいのサイズで穴位置を決定してOKです。

3.もう一回、穴をあける!
ドリルでもう8か所穴を開けましょう。
後処理もきっちり行いましょう。


4.結束バンドで固定する。
スマホスタンド基部とまな板の位置を合わせ、結束バンドで、これを固定していきます。
結束バンドは、頭が必ずスマホスタンドの棒側に出るようにしましょう(失敗しても結束バンドはいっぱいあるので、大丈夫)
これでもかというくらい結束バンドを締め上げて、
スマホスタンドの基部がグラつかないように固定しましょう。


表の様子はこんな感じ。



5.結束バンドの後処理。
結束バンドの余分な部分を切除します。
本来ならニッパーで切り飛ばすのが正しいのですが、今回は工具に入れていないので、カッターかデザインナイフで切除してください。
ここは、ハサミでもいいですね。
くれぐれも指を切らないように慎重に。


大まかな形は見えてきましたね。
次で完成です。制作編3


100均素材だけで、簡易版 三脚タブレットホルダー - その4(制作編1)

簡易版 三脚タブレットホルダー、やっと制作編です。
複数回になります。

今回使用する材料
  • まな板

今回使用する道具
  • マスキングテープ
  • 対象タブレット
  • 定規
  • ペン
  • ドリルビット
  • 電動ドリル
  • カッターorデザインナイフ

1.まな板に基準マスキングテープを張る。
まな板の下辺から10mm以上のスペースを空けて、下辺に平行にマスキングテープを張ります。
下辺からのスペースは適当でOK。あまり開けすぎると不安定になったり、タブレットの頭が飛び出します(飛び出すのはNG)


このタイミングで、まな板の幅の真ん中を出しておくのが楽です。

2.基準マスキングテープに合わせて、タブレットを配置する。
タブレットの最も広い面(iPadなら正面)がまな板に接するように置く。


心配な方は、マスキングテープで2,3ヵ所固定してもいいでしょう。(写真ではやってませんが…)

3.タブレット外形をマスキングテープで型取りする。
タブレットの周囲残り三辺をマスキングテープで囲みます。


4.タブレットのベゼルの大きさに合わせて、穴あけ位置を決める。
タブレットの画面が見えるようにマスキングテープに合わせて置きます。
画面の枠のサイズを見極めながら、ゴムひもをどこに通すか決めます。

(角4つに穴開け位置記入)

左右で違うことはないでしょうが、上下でベゼルの幅が違うことも考えられますので、それぞれしっかり測りましょう。(iPad、iPad Miniは上下も同じ幅ですので1か所測ればOKでした)

画面端の延長線上に穴をあけた場合、ヘアゴムの掛りが浅くなりました。
タブレットの厚みにもよりますが画面端から、5mm〜10mmほど内側に入り込むくらいがいいかもしれません。(iPad、iPad Miniの場合)

ここまでで、タブレットはお役御免です。
作業中に何かがぶつかったりしないように、しまっておきましょう。

5.穴をあける!
先ほどマーキングした箇所にドリルで穴をあけます。
合計8か所。


電動工具で穴をあける場合、刃先に削りカスが、溶けて固着することがあります。
ケガをしないように除去しましょう。
(写真はまだましな方、ヒドいとプラの塊ができる。)


6.穴あけの後処理
穴あけ後、裏側にはバリが出ているはずですので、カッターorデザインナイフできれいにしておきましょう。
(穴開け直後の裏面)


(後処理後)


意外と工程多かったですね。
ここまでで下図のようにまな板が加工されているはずです。

画像ではマスキングテープを外してしまっていますが、付けておいた方が、後の作業が楽になります。

次はスマホスタンドを工作する、制作編2です。